2010/05/10

日曜が終わって日曜に向かう。

やっと週末が終わって、平和な平日が始まる。
だけど、なんとなく寂しかったりもする。
週末仕事で休みなわけではないけど、この歳になっても日曜が終わる瞬間は何となく切なくなる。サザエさん症候群とはよく言ったもので、まさにそれ。
単純。ただそれだけ。
同じこと先週も言ってたし、多分来週も言うんだろう。

最近、何だか憂鬱で、仕事もなんだかなーって感じだった。

だった。過去形ね。
が。

学生の頃の恩師の先生が職場を訪ねて来た。インフォメーションでわざわざ聞いてお店に来たそう。先生はもうだいぶ年配で、白髪まじりのおじいちゃん。会うのは7年振りだった。私も頭の片隅にはあったけど、まさかまた会えるとは思っていなくてびっくりした。
7年経った今でも覚えてくれていて、7年前出逢ったときの懐かしい話を嬉しそうにするのだ。

その先生に会ったのは高校に入ってから。私は吹奏楽部だった。楽器はクラリネット。
初め何で自分はクラリネットになったんだろう、、とあまり乗り気ではなかった。
ずっとやっていたパーカッションも定員オーバー、やりたかったサックスも定員オーバー。第三希望の妥協のクラリネットだったから。

でもこれがきっかけでこのクラリネットの先生と出逢った。
たくさん怒られたし、必死に練習もした。
持ち方さえ知らなかった楽器が本当に大好きになった。

今、その先生が私の様な初めてクラリネットを持つという子を教えているらしい。
その子もまた私と同じ悩みに苦しんでいて毎日練習に励んでいるそう。

その子に先生はこう言うそうだ。

「君のもっともっと先輩にも同じ様に悩んで頑張った子がいるよ。その子も今ではこの楽器が大好きだ。君も絶対うまくなるから頑張りなさい。やめたら負けだよ。」

その先輩ってのが私のことらしい。
私は全然うまくはないけど、そうやってどこかで役に立ってるんだって思うと凄く嬉しくてたまらなかった。

帰る間際に先生に言われた。
「おまえ仕事も同じように頑張ってて安心した」

すっごい嫌になってたけど、ダメだ頑張ろうって思えた。
まさかのタイミングで現れた恩師に感謝の気持ちでいっぱい。
次会ったときはもっと成長できていられる様に頑張ろう。


そうそう、吹奏楽ではないけどこれ。

何度聴いても鳥肌が立つ。
第一楽章がいちばん好き。

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