2011/03/31

お母さんとケーキ。

今日は休みだった。

ベッドにも行き着かず、居間のこたつで寝てしまっていた。

自分の部屋は散らかっていて、何日も前に着ようとして結局着なかった服が、そのときの状態で残っていた。

冷蔵庫には賞味期限間近の牛乳が増えていた。
いつも飲んでいた私が飲まないから増えていた。

お母さんとおしゃべりも出来ていなかった。

だから、お母さんにケーキを買って帰ろうと思った。
そして冷蔵庫に入れておこうと思った。

帰ったらお母さんは居なかった。
私は冷蔵庫にケーキを隠した。
帰って来たら見つけてもらおうと隠した。

携帯が鳴った。
お母さんからだった。
「今日はケーキ買って帰ろうかな」
だって。

どうしてこうも気が合うのだろう。
似た者同士。

残念なのは、冷蔵庫のケーキが待てずに一個になっていたこと。

0 件のコメント: