タリーズにて、ミルクティーを注文し、こんなに待たされたことはない。
結果、約10分。
私の前にいたのは2人。
愚痴を書きたいのではない。
逆で、まったくイライラしなかったのだ。
カフェで椅子に座って10分待つのは当たり前だが、それとは訳が違う。
しかし、今日は本当に気持ちよく待てた。
私の前に並ぶ2人は次々と注文の品を手に取り出て行く。
次こそは私のミルクティーだな、なんて思って待っていた。
すると、フェローさんが「低脂肪乳でカフェラテをご注文のお客様、只今作っておりますので、もうしばらくお待ちください。お次にミルクティーをお待ちのお客様もすぐにお出し致しますので、もう少々お待ちくださいませ。」と言った。
それを聞き、実は前の2人と私の間に、もう1人注文をしていたお客様がいて、少し時間のかかるものを注文されたのだ、とすぐに気付いた。
そのお客様は、私の背中越しに座っていたおじいちゃんだった。
それから少しして、そのおじいちゃんの低脂肪乳で作ったラテが出てきた。もちろんすぐ私のミルクティーも出てきた。
普通に待てた。もちろん、待っていたおじいちゃんも気持ちよく帰っていった。
そのフェローさんが、作業をしながらも、待っているすべてのお客様に配慮し、言葉を添えた結果だ。
当たり前のことなのかもしれないが、その当たり前のことが簡単な様で大切。
残り少なくなった休憩時間も、苦じゃない。
むしろ良い休憩時間だ。
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