作業中の彼女を見付け、しばし見つめる。
久々に行ったら、彼女の髪が短くなっていた。
黙々と作業をする彼女はまったく私に気付かぬご様子。
しめしめ、驚かしてドッキリさせてやろう、と思った私はゆっくり近付き、彼女の背中越しに体制を整えた。それでも彼女は相変わらず黙々と作業中。むふふ!
作業に邪魔になるのか、彼女は首から下げた名札を背中の方に回していた。
私はそっと彼女の背中を触り、彼女の首から下がり後ろ向きになっていた名札を表に向けた。
ぎょえええええ!?名前がちゃうーーーーーーーー!
と思うのと同時に彼女がビックリし振り向く。
ぎゃぁーーーーー!人もちゃうーーーーーーーーー!
友人だと思っていた彼女はまったく知らないあかの他人。完全なる私の勘違いだ。
とりあえず謝ったものの、振り返っても恥ずかし過ぎる。
何と言うことだ。まだ、肩をポンポンした程度ならよかったものの、よりによって、いやらしいぐらいにそっと背中をなぞってしまった。これじゃどう考えてもただの変態でしかない。
髪を切ってたのではなく、もともとそういう人だった。きっと友人は髪を切っていないだろう。そもそも、私は何で彼女を友人と決めつけたのだろう。顔も見てないのに。我ながら謎。
誰にでも声を掛ける、しょうもない特技がある。(特技って言わないけど)それが結果オーライ的なこともまれにあるが、たまにこうした悲劇を生む。今回みたいな。
何事も確認を。
右見て左見て右見ないと。
しかし、これが特技ってのもどうだろ。
はて。。
さっ、夏の飲み物カルピスでも飲むかな。
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