今日は休みだった。
ベッドにも行き着かず、居間のこたつで寝てしまっていた。
自分の部屋は散らかっていて、何日も前に着ようとして結局着なかった服が、そのときの状態で残っていた。
冷蔵庫には賞味期限間近の牛乳が増えていた。
いつも飲んでいた私が飲まないから増えていた。
お母さんとおしゃべりも出来ていなかった。
だから、お母さんにケーキを買って帰ろうと思った。
そして冷蔵庫に入れておこうと思った。
帰ったらお母さんは居なかった。
私は冷蔵庫にケーキを隠した。
帰って来たら見つけてもらおうと隠した。
携帯が鳴った。
お母さんからだった。
「今日はケーキ買って帰ろうかな」
だって。
どうしてこうも気が合うのだろう。
似た者同士。
残念なのは、冷蔵庫のケーキが待てずに一個になっていたこと。
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